昔から付き合いのある知人が新しくお店を持つことになったり、取引先の人が独立したりした場合などに、新しい門出を祝う気持ちを込めて贈るのが「開店祝い」や「開業祝い」です。

自分もお店を持っている人の場合は、横のつながりも多いため、開店祝いを贈る機会も多いでしょう。しかし、これまで開店祝いを贈る機会がなく「初めてでどうしていいかわからない」という人もいるかと思います。

そこで、新しいお店や事務所のオープンを祝うために贈る開店祝いのマナーや、選ぶべき品物をご紹介します。

開店祝いについて

開店祝いってどんなもの?

新しくお店や事業所を開いた人や会社に対して、周囲の人々が贈る品が「開店祝い」「開業祝い」です。

また、お店のリニューアルオープンや事業所移転した場合にも、お祝いを贈るのが通例です。
新しくできた飲食店などに、「祝 開店」などと書かれたスタンド花や鉢植えが飾られているのを見たことがある方も多いでしょう。これは、開店祝いとして贈られた花を飾っているのです。

開店祝いを渡す時期について

開店祝いを渡す時期

当然のことですが開店祝いや開業祝いは、「開店日、開業日よりも前に渡す」のがマナーです。とはいえ、あまりに早く贈るのも先方の迷惑になります。なので当日の1週間前から前日までを目安に贈るようにしましょう。開店記念のパーティーに参加する場合は、そのときに持参すれば問題ありません。

万が一、開店祝いが開店前日までに間に合わなかった場合も、開店日から1ヵ月くらいまででしたら「開店祝い」として贈ることができますが、お祝いが遅れたことについて一言添えるようにしましょう。
また、開店祝いとして贈るのではなく、「祈御発展」という表書きにしたり、1周年の記念日に改めて贈り物をしたりする場合もあります。